富戸へ通ずる哲学の道の事件

今回は個人的なドジ話で皆さんと呑気なひとときを共有できたらとおもいます。どうぞ笑ってやってください。

と或る晴れ日、むーみん畑のお野菜を撮影に行こうと思い立ちました。原付です。

お金とかカードはいらないから荷物軽めに、財布は家に置いといて免許証だけ持っていけばいいか。と、ジャンパーのポケットに免許証と大事な大事なスマホを入れて出発。

午前11:00とてもいい日差しです。逆光写真もステキになる。あ〜ママのお野菜キレイ。ツヤツヤしてる。早朝は凍てつく寒さで霜に覆われ固まっていたこの子達、この時間になるとこんなに生き生きしてるんだね。気分サイコー。

さて。帰ってホームページ更新しよっと。

ん?このまま帰るのはちょっと勿体ない。

確か富戸駅までの裏道からすごく綺麗に海が見える場所あったよなぁ。ちょこっと寄り道して写真でも撮ろう!

私はこの、車1台やっと通れるくらいの細く長く長閑な道を密かに「哲学の道」と呼んでいる。

富戸駅へと通じるこの裏道、徒歩でぐらんぱる公園から約30分ですが、大きいキャリーバックを持っては、やめた方が身のためです。キャリーバックだけが一目散に逃げていくハメになりそうです。

気づくか気づかない様な素朴な看板があって「富戸駅こちら」と書いてある。すこし斜めになっているあたりが物語的でイイ感じではありませんか。

よし、この辺から一発撮って。またもう少し進んだら高台から海がみえる。

それにしてもすごい坂だ。この鬼のような急斜面で原付を足踏ん張って停めて撮るのはキツい。

「一旦降りて停めてからちゃんと撮ろうよ。」そう呟き、流石にこの大雑把人間も枯葉がたまった道端に停める事に決めました。

こんな時、写真撮りの性分は、早く撮りたくてそりゃあもう気持ちが流行って焦り気味。ジャンパーの右ポッケからスマホを取り出す動作ときたら、それはもう雑なもんです。

家を出る時は落っことさないように右に免許証、左にスマホと分けて入れて、ポケットチャックを閉めて、あれだけ慎重に家を出たのに、この気持ちの流行りで、そんな慎重さはどこへやら。

なんなら、むーみん畑でシャキシャキのお野菜を見た時点でもうポッケの右左なんてとっくにごちゃごちゃ。

多分スマホを入れる時、利き手の右ポケットにスッと入れて、結果、スマホと免許証は同じポッケに入ったのでしょう。(もう少し頭を使って右左逆にするとかさ?

そして、むーみん畑から出て富戸駅へ向かって再び、「哲学の道」でスマホを取り出した時、免許証とスマホを同時にくっつけて出してポロリと免許証を落っことす。

よくあると言えばある、ないと言えばない人間の行動。「イヤイヤそんな事やるのコソがあなたですよ」と、私を知ってる人は言うでしょう。

そう、マヌケな写真撮りとは私の事。

一眼レフカメラをバッチリ持っていくもバッテリー充電しないで現地に向かったこと約2回。SDカードが入ってなくて「テストモードです」とカメラに叱られたこと数回。場所を間違えることは、今のところ師匠に連れてってもらっているのでありません。ただお写ん歩中に迷子になりかけた経験はしっかりあります。

そろそろ徘徊と区別がつかなくなります。

当然、落っことした事実には家に帰ってから気づくのです。

こんなマヌケでも荷物の整理はやります。スマホは充電。免許証は財布に戻しましょう。

って、

免許証なくない?

記憶を辿るも、家を出る前に妙に慎重にポッケに入れた記憶だけはある。鍵と一緒に靴箱近くに落ちてもいない。どう考えても、「哲学の道」だ。

そうですよね。本来、哲学の道なんて名前は、そんな気持ち流行って大事なもの落っことすような場所では無いんです。

ちなみに、免許証を紛失した時にやることは

①真っ先に警察署に連絡。②警察署で再発行(この場合2週間かかる)②’1番近い運転免許センターへ再発行しに行く(この場合は即日)。※証明写真3cm×2.5㎝とマイナカードか保険証等を準備

早く車を使いたいので遠いけど免許センターへ冒険する事にしました。運転免許センターって大抵メッチャ田舎にあってツイツイ車で行きたくなるのですが、それは免許不携帯になります。こんな場合なんだから何とかなるのでは?と調べましたが、やはりダメなものはダメ。

でもなんか、駐車場が充実しているなんて変だよなぁ。私はマヌケだけどマジメなので電車とバスで行きましたが、バスの人少ないです。

そして、一つだけ笑えたことがあります。それはトイレの乙姫さんが、やたら短かかったこと。あれはサギでした。

このイメージのようにくだらないことは水に流しましょう。※こっそり録音しました。

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